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LACCO TOWER



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LACCO TOWER

藍染

Lyricist:松川ケイスケ
Composer:LACCO TOWER

夕暮れに焦げ臭い レンガ通りの向こうで 立つあなた見てる
かなかなと鳴く日暮が妙に景色を 際立たせる

髪をまとめて上げた細い首筋の先 空が映る
好きだとも言えず 友達のフリを続ける 僕はゆっくり
偶然を装い 傍によった

藍染をした浴衣がとても きれいだと 嘘をついた
あなたを綺麗と言えるはずもなく おどけて おかしい 言葉並べた

170を軽く超えた大きな彼が 近づいてくる
白樺のように細いその両腕引き寄せ 笑いあう

「内緒にしてたの 驚かせようと思って」 二人が笑う
まだ付き合いたてだとはにかんでうつむいた その顔見たとき
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硝子細工の心は崩れた

他の誰かに笑うあなたが 恋しくて いとおしくて
明かりを落とし始めた空が 歪んだ顔を隠す

その黒い髪も その白い肌も 彼のものなのが まだ嘘のよう
この胸の 目の 腕の 肩の横で 笑うはずのあなたは消えていく

二人が寄り添い歩くから 三つの影は二つに変わった

今日だってあなたを いつだってあなたを 心に思い描いてた
口に出せれば途切れること無い 思いを飲み込んで

藍染をした浴衣がとても きれいだと 嘘をついた
あなたを好きと言えるはずもなく
この愛は この藍の夜に染まっていく